サウナで「ととのう」って何?
こんにちは、本ブログの管理人のえるです。
えるは意識低い系の会社員でリスキリングとか自己啓発とか自己鍛錬などには全然興味がないのですが、それでも週に一度は自宅近くのジムで少し運動するのを習慣にしています。リモートワークで日頃一歩も家からでない生活なのでそれくらいは運動しないとまずいだろうというのと、運動後のサウナ(とお昼寝)が大好きだからです。お昼寝用の小道具のはなしはまた改めて書こうと思います。
サウナの功罪については色々な議論がありますが、専門家でないえるには真偽の判断がつきません。体にストレスを与えているのはどう考えても事実なので多分あまり体には良くないのでしょうけど、そういうリスクも踏まえて利用するのは個人の自由だと思っています。
ここではえるがサウナの何に魅力を感じているか、それを得るためにどういうこととしているかについて書きたいと思います。
えるの経験
- サウナの熱気を限界まで我慢して水風呂で体を冷やしている時、それはやってきます。
- 真っ暗な無重力の空間に放り出されて自分がぐるぐる回転しているような感覚、底の見えない奈落にどこまでも落ちていくような感覚、そんなふしぎな感覚です。
- この感覚を経験できた日は、その後のお昼寝もぐっすり眠れて心身ともにすごくリフレッシュできたような気分になります。
それへの入り方の手順
サウナの熱気を限界まで我慢して、水風呂に入ります。
最初は座った姿勢で耳の辺りまで水に浸かりできるだけ体を冷やします。頭から目にかけて冷水で濡らしたタオルをのせ、頭部の熱もできるだけ取るようにします。
60ほどゆっくり数を数えたら、足を伸ばして横たわるような姿勢になります。横にならないとダメです。えるの通っているジムのスパはいつも空いているので誰にも迷惑をかけずにリラックスできるのがいいところ。
冷水の中に半ば浮かびながら、自分の内部感覚に集中します。言葉では説明しにくいのですが、目を閉じて外界から意識を遮断し水に触れている自分の皮膚感覚に集中する感じでしょうか。そのうち自他境界が薄れて水に触れている感覚がなくなり、意識だけが虚空に浮かんでいるような気持ちになってきます。
条件が揃うと突然それはやってきます。遊園地の絶叫マシンの自由落下でふわっと空中に浮くような感じ、真っ暗な奈落にどこまでもぐるぐる回転しながら落ちていくような感覚です。初めて体験したときは「怖い」「どうしよう」と思いました。
しばらくするとその感覚も徐々に消え、体が冷えすぎて寒くなってきます。それが終わりのサインで、またサウナで体を温める時です。
成功のコツ
手順通りやっても必ずしもうまくいくとは限らないのが不思議です。えるの場合、その感覚に入れるのは5回に1回くらいです。これまでの経験から考えると次のような場合に成功することが多いようです。
体の深部体温が高い
ジムで一所懸命にエアロバイクを漕いで汗だくになった後など、体の表面だけでなく内部から体が熱くなっている状態でサウナと水風呂に入るとうまくいくことが多いようです。
十分に水分を摂っている
サウナに入る前に十分水分をとって、サウナの中で大量に汗をかいた後などはうまくいくことが多いようです。
最後に
瞑想には「四禅八定」という段階があり、「無所有処(むしょうしょ)定」「非想非非想処(ひそうひひそうしょ)定」というような高度な境地があるそうです。えるは「ととのう」というのはドーピングによって一時的にこのような瞑想の境地に近いものを得ている状態ではないかと勝手に思っています。
たとえ一時的であってもこのような境地、感覚を経験するのは何かしら心身にメリットがあるかもしれませんね。